桑野 信介– Author –
「ホラー映画とは、設計ミスをした人間に下される鉄槌である」が持論の偏屈建築家。 お化け屋敷の動線からゾンビパンデミックの拡散シミュレーションまで、映画の中の「恐怖」ではなく「構造」を評価する。 ジャンプスケア(驚かし)には眉ひとつ動かさないが、非論理的な行動で事態を悪化させる登場人物には容赦なくダメ出しをする。 「一人で観る」のが基本スタイル。絶叫は騒音。以上。
-
怪物
サスペリア2完全考察ネタバレあり 鏡のトリックと建築的恐怖の極地
映画サスペリア2というタイトルを見てB級ホラーの続編だと思い込んでページを閉じようとしていないか もしそうならあんたは人生における重大な損失を被ることになる この映画はサスペリアの続編ではない 原題をプロフォンドロッソ深紅といいミステリー映画... -
怪物
サスペリア1977考察:建築家が暴く色彩の暴力・・・で悪いか!
1977年6月。日本の映画興行史において、ある一つの事件が起きた。 「決してひとりでは見ないでください」 このあまりにも有名なキャッチコピーとともに公開されたイタリア映画『サスペリア』は、それまでのホラー映画の文脈を完全に破壊した。 物語の整合... -
怪物
1976年オーメンの呪いと撮影現場の真実を暴いて悪いか!
1976年の公開から半世紀。 オカルト映画の金字塔として君臨するオーメン。 6月6日6時に生まれた悪魔の子というフレーズは、日本中を恐怖のどん底に叩き落とした。 だが、この映画の真の恐怖はスクリーンの中だけではない。 撮影現場で相次いだ雷撃、爆破、... -
怪物
オーメン前日譚は教会の闇と日本のモザイクを暴いて悪いか!
2024年、ホラー映画界に予期せぬ傑作が誕生した。 名作オーメンの前日譚、オーメン ザ・ファーストだ。 当初は配信スルーの予定だったこの作品が、なぜ劇場公開へと格上げされ、批評家たちを唸らせたのか。 そして日本公開時に物議を醸した聖なるモザイク... -
怪物
駄作?オーメン3は神不在の中間管理職悲話で悪いか!
1981年、悪魔は実業家になった。シリーズ完結編『オーメン/最後の闘争』は、なぜ駄作の烙印を押されたのか?若きサム・ニールの怪演と「神の不在」を描いた脚本から、本作が描こうとした「中間管理職としての悪魔」の悲哀と、興行的敗北の真実を徹底解剖す... -
怪物
オーメン2は悪魔流の企業乗っ取りと帝王学で悪いか!
1978年公開の『オーメン2/ダミアン』という映画がある。 前作の歴史的ヒットを受けて作られた、いわゆる柳の下のドジョウを狙った作品だ。 世間の評価は賛否両論。 前作の神聖な恐怖が薄れたとか、殺し方が派手すぎるとか、そんな表面的な議論ばかりが繰り... -
怪物
駄作オーメン2006が稼げた理由。666の集金手口を暴いて悪いか!
2006年6月6日。 その日、世界中の暇人どもが集団ヒステリーを起こしていたのを覚えているか。 カレンダーに並ぶ「06・06・06」という数字。 たかが100年に一度の数列に過ぎない。 だが、世の中にはこの数字を見て不吉だ、世界の終わりだ、と騒ぎ立てる単純... -
怪物
オーメン続編ダミアン打ち切りと幻のシーズン2語って悪いか!
ドラマ『ダミアン』はなぜ1シーズンで終わったのか。 放送から約10年が経過し、オリジナル映画公開50周年(2026年)を目前に控えた今だからこそ、消費されるだけの現代ホラーとは一線を画すこの「早すぎた傑作」を再評価する必要があります。 その打ち切り... -
怪物
オーメン新旧比較。見る順は公開順だ……で悪いか!
ホラー映画の金字塔『オーメン』が、48年の時を経て再起動した。 1976年版の古典的傑作と、その前日譚を描く2024年版『ザ・ファースト』。 この二つの作品を並べることは、単なる新旧比較ではない。 それは、半世紀における「人間の恐怖の対象」の変化を映... -
怪物
製作中止で65億赤字。「結婚」は幻想だった……で悪いか!
ホラー映画界に激震が走った。ユニバーサルとブラムハウスは、2026年公開予定だった『M3GAN/ミーガン』のスピンオフ映画『SOULM8TE(ソウルメイト)』の製作中止を決定した。原因は、直近の続編『M3GAN 2.0』が記録した歴史的な興行的大敗(赤字約65億円...
12