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心霊
原作者も裏切られたと嘆くサスペリア新旧、増築計画を検証する
同じ舞踊団を描いた映画なのに、1977年版と2018年版はまるで別の建物だ。 興収は真逆、色彩は真逆、主人公の立ち位置まで真逆。 それでも原作者アルジェント本人は、増築後のビルを見て裏切られた、とこぼしたという。 施主がそう言うなら、設計者としては... -
心霊
興収4割で名作扱い?サスペリア2018の増築工事を採点してみた
1977年版の骨格に、戦後ドイツの重い記憶を継ぎ足す。 そんな野心的な工事を、この監督はやってのけた。 ダンスは魔術の装置になり、俳優は一人で三役をこなし、 音楽は振付が完成してから書かれた。手順としては悪くない。 それでも客足は伸びず、批評は... -
心霊
死霊のはらわたライジング大成功だと?図面はこの目で検査するまで信じない
山小屋を捨てて、集合住宅で血まみれになる。 それだけでシリーズが生まれ変わった、と持ち上げる連中が多すぎる。 世界興収は約1億4,700万ドル。 数字だけなら優等生だ。だが優等生の内申書ほど、鵜呑みにすると痛い目を見るものはない。 監督本人の言葉... -
殺人鬼
M3GA(ミーガン)丸投げ育児が招いた殺人人形の代償
やれやれ。今度はAI人形の話か。だが安心してくれ、いつもの怖い顔をした人形が包丁を振り回す、だけの三流物件ではない。今回の欠陥は、施主自身が図面の一番肝心な箇所を白紙のまま提出したことにある。 あらゆる出来事から子どもを守れ。たったこれだけ... -
心霊
史跡を壊した男が撮った死霊のはらわた2013の暴挙
史跡には手を出すな、というのが常識だ。だが今回はその常識を無視した連中がいる。1981年に無名の若者たちが森の中で自主製作した怪作が、時を経てカルト映画の聖域と化した。それを2013年、丸ごと解体して新築するという暴挙に出たわけだ。 しかも現場を... -
心霊
桑野信介が斬る!死霊のはらわた3キャプテン・スーパーマーケットの欠陥建築
やれやれ。今日もまた、他人の作った建物の粗探しをしろというわけだ。チェーンソーを右腕に縫い付けた男が中世で骸骨相手に大立ち回りを演じる、あの悪趣味極まりない映画の話だ。付き合ってやる。 1976年から続く死霊のはらわたシリーズの三作目、日本で... -
心霊
死霊のはらわたII制約が生んだ伝説の一夜
やれやれ。今度は『死霊のはらわたII』だそうだ。中世編を撮る金がない、前作の映像も使えない、審査も通らない、三重苦を抱えた続編が、なぜか40年近く語り継がれている。要するに、それはシステムのエラーだ。不自由こそが最良の設計図になるという、俺... -
心霊
死霊のはらわた伝説の裏側、建築家が斬る低予算映画論
やれやれ。今日の獲物は『死霊のはらわた』だそうだ。製作費35万ドル、監督は撮影直前に二十歳になったばかりの若造、主演は素人同然の友人。 普通ならそれは杜撰な設計図だ。だが、この映画は史上最高のホラー映画の一本と呼ばれるまでになった。要するに... -
怪物
スペースバンパイアという杜撰な闇鍋建築とマチルダ・メイの呪縛
やれやれ。一流のスタッフが集結して、大作SFとして勝負しようとした結果、なぜこれほどまでに歪(いびつ)な欠陥住宅が建ってしまったのか。1985年の『スペースバンパイア』は、興行失敗という名の地盤沈下を起こしたわけだが、その破綻っぷりには、今の... -
廃棄物
ゾンビストリッパーズ考察!邦題詐欺と反戦風刺の構造欠陥を暴く
ゾンビストリッパーズは、2008年の米国社会が抱えていた政治不信と、女性の身体が商品化される不条理を、悪趣味なゾンビという形で具現化したカルト映画だ。 表面上の下品さに惑わされず、その奥にある社会の機能不全を読み解けば、この作品が持つ歪んだ芸...