桑野 信介– Author –
「ホラー映画とは、設計ミスをした人間に下される鉄槌である」が持論の偏屈建築家。 お化け屋敷の動線からゾンビパンデミックの拡散シミュレーションまで、映画の中の「恐怖」ではなく「構造」を評価する。 ジャンプスケア(驚かし)には眉ひとつ動かさないが、非論理的な行動で事態を悪化させる登場人物には容赦なくダメ出しをする。 「一人で観る」のが基本スタイル。絶叫は騒音。以上。
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怪物
スペースバンパイアという杜撰な闇鍋建築とマチルダ・メイの呪縛
やれやれ。一流のスタッフが集結して、大作SFとして勝負しようとした結果、なぜこれほどまでに歪(いびつ)な欠陥住宅が建ってしまったのか。1985年の『スペースバンパイア』は、興行失敗という名の地盤沈下を起こしたわけだが、その破綻っぷりには、今の... -
廃棄物
ゾンビストリッパーズ考察!邦題詐欺と反戦風刺の構造欠陥を暴く
ゾンビストリッパーズは、2008年の米国社会が抱えていた政治不信と、女性の身体が商品化される不条理を、悪趣味なゾンビという形で具現化したカルト映画だ。 表面上の下品さに惑わされず、その奥にある社会の機能不全を読み解けば、この作品が持つ歪んだ芸... -
怪物
真ゾンビナース完全考察ネタバレ邦題詐欺と病院ホラーで悪いか!
映画ゾンビナースという看板を見て血みどろのパニック映画を期待したならあんたはすでに騙されている。 この作品は原題をRoom6という閉塞感に満ちた心理ホラーでありゾンビ映画ではないからだ。 これはプロフィール写真だけを極限まで加工して現実の自分を... -
怪物
サスペリア2完全考察ネタバレあり 鏡のトリックと建築的恐怖の極地
映画サスペリア2というタイトルを見てB級ホラーの続編だと思い込んでページを閉じようとしていないか もしそうならあんたは人生における重大な損失を被ることになる この映画はサスペリアの続編ではない 原題をプロフォンドロッソ深紅といいミステリー映画... -
怪物
サスペリア1977考察:建築家が暴く色彩の暴力・・・で悪いか!
1977年6月。日本の映画興行史において、ある一つの事件が起きた。 「決してひとりでは見ないでください」 このあまりにも有名なキャッチコピーとともに公開されたイタリア映画『サスペリア』は、それまでのホラー映画の文脈を完全に破壊した。 物語の整合... -
怪物
1976年オーメンの呪いと撮影現場の真実を暴いて悪いか!
1976年の公開から半世紀。 オカルト映画の金字塔として君臨するオーメン。 6月6日6時に生まれた悪魔の子というフレーズは、日本中を恐怖のどん底に叩き落とした。 だが、この映画の真の恐怖はスクリーンの中だけではない。 撮影現場で相次いだ雷撃、爆破、... -
怪物
オーメン前日譚は教会の闇と日本のモザイクを暴いて悪いか!
2024年、ホラー映画界に予期せぬ傑作が誕生した。 名作オーメンの前日譚、オーメン ザ・ファーストだ。 当初は配信スルーの予定だったこの作品が、なぜ劇場公開へと格上げされ、批評家たちを唸らせたのか。 そして日本公開時に物議を醸した聖なるモザイク... -
怪物
駄作?オーメン3は神不在の中間管理職悲話で悪いか!
1981年、悪魔は実業家になった。シリーズ完結編『オーメン/最後の闘争』は、なぜ駄作の烙印を押されたのか?若きサム・ニールの怪演と「神の不在」を描いた脚本から、本作が描こうとした「中間管理職としての悪魔」の悲哀と、興行的敗北の真実を徹底解剖す... -
怪物
オーメン2は悪魔流の企業乗っ取りと帝王学で悪いか!
1978年公開の『オーメン2/ダミアン』という映画がある。 前作の歴史的ヒットを受けて作られた、いわゆる柳の下のドジョウを狙った作品だ。 世間の評価は賛否両論。 前作の神聖な恐怖が薄れたとか、殺し方が派手すぎるとか、そんな表面的な議論ばかりが繰り... -
怪物
駄作オーメン2006が稼げた理由。666の集金手口を暴いて悪いか!
2006年6月6日。 その日、世界中の暇人どもが集団ヒステリーを起こしていたのを覚えているか。 カレンダーに並ぶ「06・06・06」という数字。 たかが100年に一度の数列に過ぎない。 だが、世の中にはこの数字を見て不吉だ、世界の終わりだ、と騒ぎ立てる単純...
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